2009年12月7日月曜日

クリスマス恒例、恐怖の本

12月になると、デンマークはもうどこもかしこもクリスマス一色です。

私は、小学校の学童クラブで働いているのですが、そこでは、既に11月に入るともうクリスマスプレゼントのワークショップがオープンします。(因みにそれに向けて10月中には、クリスマスプレゼント講習にも参加しました。)
私が担当したのは、陶芸、ニッセ(小人)作り、クリスマスソックス、その他飾りつけ等で、明日から帰国までの1週間は、クリスマスのお菓子を作ろうと思います。
他のスタッフは、焚き火で手作りろうそく、写真入ボックス、手作りあめ等で、やたら凝ったものを作るんですよねー。感心します。
そしてこれらを子供(6~10歳)が、1ヶ月半かけて家族の皆に作るのですから、楽しくもあり、またストレスでもあるのです。

しかし!
こうした世間とは打って変わって、我が家ではぜーんぜんクリスマスしてません。
これは、キリスト教行事大嫌いのダンナMが原因です。
デンマークに来てからと言うもの、一回も(噂で聞く)デンマークの伝統的クリスマスの過ごし方をした事がないのです!
もう10回目のクリスマスなので慣れましたが、デンマークでの初クリスマスイブにタイのインスタントラーメンを食べた時は、さすがにむなしいものが・・・。

おっと、愚痴をこぼすつもりでは・・・。
そうじゃなくて、こうした我が家にもクリスマス恒例のものがあるのです。
それは、見るだけで身震いがする「恐怖の本」であります。

では、漫画仕立てでその本をご紹介しましょう。
2年前のクリスマス時期に作成されたものです。 作者は、私、Keramikoです。
拡大して見てください。











お話の中では、小人のユリウスが私の寝ている間にせっせと本を完成してくれたのですが、もちろん実際には、私が夜更かしをして仕上げた訳で、ひじょーに疲れました。
翌日には子供がその本を持って登校しなければならないので、焦りながら製作するのですが、それがどうも返って私を燃えさせるみたいです。

学校の担任の先生や親達からはかなり褒められましたが、肝心の6歳の子供達にはこちらの意図は分かってもらえませんでした。確か、幼稚園時代にも色まで塗った力作を持たせたのですが、娘Nは他の親と違って絵を描いた、しかも内容が事実とは反する、と怒って訴えてきました。

いいもんねー。
ということで今年の続編登場です。拡大してどうぞ。








要は、その本が恐怖になるほど自分で自分を追い込んでいる訳です。
そこまでやらなくてもいいのにやってしまう性分なので仕方がありません。
あきれたダンナとして描かれてはいますが、「絵のバランスがとても良くなった。」とアーティストらしいお褒めコメントをもらい、それだけでも夜更かしした甲斐がありました。

来年この本が戻ってきたら、また凝りもせずやっちゃうんだろうな~。